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2018.11.07

【レッスンエピソード】~心の中の葛藤VS跳び箱①~

皆様、こんにちは。
アクア体育教室「からだの森」の岡田です。

からだの森では10月~12月まで跳び箱のカリキュラムを中心に行っています。
そこで今回は跳び箱のお話しです。

●年長 女の子

「私、跳び箱苦手。」
からだの森に通い始めた時、彼女はそう言って跳び箱を嫌そうな顔で見ていました。
彼女は運動に対して、慎重で少し消極的な面があります。
そこで、初めは跳び箱によじ登ったり、跳び乗ったりなど遊び感覚で触れてもらい、跳び箱に慣れることから始めました。
すると、跳び箱に対して嫌な気持ちがなくなってきたのか、そこからはすんなり幼児用跳び箱の4段まで跳べるようになりました。
彼女も楽しそうに取り組んでおり、苦手を克服できてよかったー!と私も一安心。

しかし…

ある日、いつものように練習をしていて手のつき方を失敗…
指が痛いと大泣き。

その日から跳び箱が苦手なものに逆戻りしてしまいました。

それからの練習は、中々思いきって跳べず。
跳びたいけど、また失敗したら…
跳ぶコツは理解しているけど、やっぱり怖い。

彼女の中で、『跳べた時の楽しさ』と『失敗した時の怖さ』の2つの気持ちがぶつかり合っていました。
私も、彼女の中から怖さを取り除いてあげたい。また楽しく跳び箱に取り組んでほしいと、現在も試行錯誤しています。

今回の出来事を通して、
その運動のやり方や体の使い方が分からず苦手意識を持っているのか。
それとも、過去に失敗やトラウマがあって苦手意識を持っているのか。
同じ苦手でも全然違うものだと感じました。

今回のお子様は、跳び箱のやり方ばかりを重視するのではなく、「怖い」という心に指導者がどれだけ寄り添えるかが重要だと考えています。

そして彼女が葛藤に打ち勝ち、成長した姿を皆さんにお知らせできるよう、全力でサポートしたいと思います!
彼女のレッスンエピソード第2弾をお楽しみに!