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2021.05.13

2021年春の短期体育教室レッスンエピソード(1)

皆様こんにちは。

アクア・子ども体育教室「からだの森」の荒井です。


今回は、3月24日、25日、26日(1次日程)と3月31日、4月1日、2日(2次日程)で実施いたしました「春の短期体育教室」のレッスンエピソードをご紹介いたします。(私は、今回初めて短期教室を担当させていただきました!)


一生懸命に取り組んでくれたお子様たちの頑張りを2回に分けてご紹介させていただきますので、是非ご覧ください。


◆年中  女の子様◆

~~~~【1日目】~~~~~

スタジオに入ってくると、とても緊張した顔をしていて初めての場所に不安があるご様子。事前のカウンセリングでは、運動することに対してあまり良いイメージがないとのことでしたので、楽しんでもらえるレッスンを目指して臨みました。


●ティッシュキャッチ

4~5m程度の距離をとった位置から、コーチがティッシュを投げたタイミングで走りだし、ティッシュが床に落ちる前にキャッチする運動遊びです。初めのうちはひらひらと動くティッシュに翻弄されていましたが、慣れてくると反応も早くなり上手に取れるようになってきました。最後は2枚同時に投げたティッシュも取ることが出来ました。


●縄跳び

前跳びの練習を行いました。膝が少し曲がってしまい、1回1回のジャンプが大きくなっていました。回し方はとても上手で1回1回きれいに回して跳ぶことができていました。

明日は「連続で跳べるようになる」と目標を立てて、前向きに練習に取り組んでいました。


●マット運動

でんぐり返しの練習を行いました。まずは補助をしながら、回る感覚を覚えることから始めました。起き上がりでは、初めは全く起き上がることができず、寝た状態で終わっていましたが、最後は坂道と手でマットを押しながら一人で起き上がれるようになりました。


~~~~~【2日目】~~~~~

●ボウリング

ペットボトルを並べて、ボールを転がして当てるシンプルな的当て遊びです。

最初はボールを投げる力が弱く、的とは全く違う方向に跳んでいってしまいましたが、何度か投げている間にボールの持ち方や手の使い方のコツを掴み、最後は狙ったペットボトルを倒すことができました。大喜びでとても良い笑顔をしていました。


●縄跳び

昨日の続きから練習しましたが、段々と膝が曲がらないでジャンプすることができました。リズムも早くなってきて本人も少しずつ跳ぶのが楽しくなってきたようです。連続跳びもやってみようと思い、縄跳びを片手に持って連続跳びのリズムで縄を回す練習をしましたが、なかなか真っ直ぐ回すことができず苦戦していました。


●ストラックアウト

3×3のパネルに書いてある数字に向けて、野球ボール程の大きさのゴムボールを投げて的を倒すコォーディネーショントレーニングです。

最初はからだの使い方がわからず、的まで届かなかったのですが、投げ方のポイントを伝えしばらく練習したところ、あるタイミングで突然、的に当たり始め、見事1枚当てることができました。

お子様の顔からは達成した喜びが伝わってきました。最初は的にすら届かなかったのに、1枚だけでも当てられたことが私も自分のことのように嬉しく感じました。


●鉄棒

鉄棒にぶら下がる練習から始め、鉄棒の上で支持して姿勢を保つ「つばめ」をしました。ここまでは補助もほとんどなしで、スムーズにできていました。

前回りは、回る時に鉄棒がお腹に当たり、痛くて普段はやりたがらないそうなのですが、正しい位置で回る練習をし、痛がることなくできました。ただ、回る時に左手が離れてしまうので、しっかりと握るような補助と意識をさせることで、最後は1人でも回れるようになりました。

その勢いのまま逆上がりの練習を行いました。初めての逆上がりでしたが、腕の補助をするリードと足の補助をする坂道の壁を使って回ることができました。初めてで、ここまで上手に回れるようになるとは思わなかったので親御様も驚いていらっしゃいました。


~~~~~【3日目】~~~~~

●ボールパンチ

とんでくる紙のボールをタイミングよく手で跳ね返す、反射と動体視力のコォーディネーショントレーニングです。

大小2種類のボール使いました。大きなボールは余裕を持って叩けていましたが、小さなボールは空ぶってしまったりと、難しそうな顔をしながら取り組んでいました。しかし、黙々と集中して取り組めていました。


●縄跳び

初日と比べるととてもリズミカルに跳べるようになり、片手回しも少しずつ真っ直ぐに回せるようになっていて、体にぶつかる回数も減ってきました。

連続跳びも2回までは上手に跳べるようになり、その後も繰り返し練習をして5回程できるようになっていました。

上達が早くて、楽しそうに取り組んでいる姿が印象的でした。


●跳び箱

踏切のみの練習では上手に跳べていましたが、そこに跳び箱が入るとタイミングが少しずれてしまい、両足で踏み切れなかったりすることがありました。多くのお子様に見られますが、跳び箱に向かって走るということが怖くてできないお子様や跳ぶ意識が強いあまりに足のことを全く忘れてしまっていることもあります。

色々な動作を同時にこなさなければいけないため、動きを連動させるまでには少し時間がかかります。

今回はまず、跳び箱に跳び乗ることから始めて、少しずつ跳ぶ距離を遠くにしていったところ、最終的に補助があれば開脚で跳べるようになりました。


帰る時には、初日にスタジオに入ってきた時とは打って変わって良い表情になっていました。3月末でしたが、暖かかったこともあり、額には汗も滲んでいて、よく頑張っていたなと思いました。ご本人様も楽しんでくれたようで私も非常に嬉しく思いました。