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2021.05.27

2021年春の短期体育教室レッスンエピソード(2)

皆様こんにちは。

アクア・子ども体育教室「からだの森」の荒井です。


前回に続き「春の短期体育教室」のレッスンエピソードをご紹介いたします。

今回は小1の男の子様のご紹介です。是非ご覧ください。


◆小1 男の子様◆

~~~~~【1日目】~~~~~

初日にお会いした時はかなりおとなしくて静かな印象でした。事前のカウンセリングでは運動が特別得意というわけではないと伺っていましたため、少しでも得意になったと自信を持って言っていただける種目が増えればと思い、レッスンを実施させていただきました。


●縄跳び

前跳びの練習を行いました。ジャンプがバタバタとして、タイミングが合わず、連続で2回跳ぶのが精一杯と言った感じでした。また、回す際に腕が伸びてしまっていたため、腰の横で小さくコンパクトに回せるように縄を回す練習を行いました。

何度も引っかかりながら、ある時、連続で5回跳べた瞬間がありました。その時は縄の回し方もキレイに真っ直ぐで、跳び方もあまりバタバタという音がなく跳べていたので、練習の成果が早くも出てきたなと思いました。


●ボールつき

始めのうちは力の加減やボールを上手くコントロールできず、ボールがいろいろな方向へ転がってしまっていました。そこで、ボールの押し方など、ポイントを伝えて練習をしたところ、だんだんと安定して連続でつけるようになりました。次の課題として、利き手とは反対の手で同じようにつく練習をしましたが、苦戦していました。


●マット運動

前転は、立ち上がるところまで回れてはいたのですが、膝が開いた状態になっていました。膝も揃えて着地までできると、より技としての完成度が上がるので、着地も含めて練習をしました。足首が硬いこともあって、思うように着地できずに苦労しましたが、練習を重ねるごとにスムーズに回れるようになり、技の見栄えも良くなっていきました。

後転にもチャレンジしました。からだを返すことはできていましたが、マットの押しが上手くできず、頭が引っかかり動けない状態になっていました。手のつく位置やマットを押すことに関して、後ろ向きだとなかなかできず、ご本人様ももどかしいような表情をしていました。後ろ向きの技は慣れるまでに時間がかかるお子様が多いため、何度も練習をして今後できるようになろうとアドバイスをしました。


~~~~~【2日目】~~~~~

●コンビネーションジャンプ

一本の真っ直ぐな線に対して左右、前後などにジャンプで飛び越えたり、またいだりするジャンプを数種類行いました。同じジャンプでも、種類を変えるだけでお子様の得意不得意が見えてくることもあります。いろいろなチャレンジをすることで見えてくる世界もあると思いますので、できるかできないかではなく、まず何でも挑戦してみる姿勢がこの時期にはとても大切になります。


●縄跳び

日に日に上達していくのが目に見えてわかりました。1日目の5回から、あっという間に10回まで跳べるようになり、20回を目指すことにしました。自分から主張をすることが苦手なお子様でしたが、縄跳びに取り組む姿勢はとても積極的で何度失敗しても諦めずに続けていました。最終的にこの日は16回が最高記録でしたが、それでも初日と比べると大きな進歩でした。ご本人様が一番驚いていたように思います。


●鉄棒

逆上がりの練習から行いました。

初めは腕と蹴りの補助をしながら回るようにしました。蹴る力はとても強く、蹴りの補助を弱くしても回ることができた一方で、腕の補助を弱くすると回れず、「腕を引く力」が課題として残りました。引く力を鍛えるには、肘曲げぶら下がりや、登り棒・ジャングルジムなどのよじ登りを習慣的に行っていき、自分の体重を支えたり、持ち上げる力をつける必要があります。


~~~~~【3日目】~~~~~

●縄跳び

初日とは比べものにならない程リズムが上手に取れるようになり、前跳びを連続20回跳ぶことができました。

この勢いで後ろ跳びにも挑戦しました。前跳びとは違い、跳ぶ瞬間に縄が見えないのでタイミングが取りづらく、何度も縄に引っかかっていました。また、脇が大きく開き、上手に回せていなかったので、腰の位置で回せるように練習をしていきました。回数を重ねていくうちに跳ぶタイミングと感覚を掴み、最後は連続で8回まで跳ぶことができました。


●跳び箱

恐怖心があり思い切って跳べていなかったため、最初は跳び箱を手で押して上に乗る動きから練習を始めました。恐怖心があると、いきなり跳び越えるのは抵抗感がある場合もあるため、今回はまず、跳び箱のできるだけ奥に座ることを目標に設定して練習を行いました。だんだんと慣れてきて、助走のスピードも上がり遠くにつけるようになってきたので、低い段数から開脚跳びを練習していき、最終的には補助付きですが、6段を思い切って跳ぶことができていました。


終わる頃には汗だくになって、一生懸命頑張っていたのがすごく伝わりました。

親御様からも楽しそうに体を動かす姿を見られてよかったと言っていただけました。

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昨年の短期教室に続き今回も「運動の機会が減ってしまっている」というお悩みが多くございました。

また現在、間接的な接触を懸念して、鉄棒などの遊具が使用禁止になってしまっている小学校もあると耳にしました。

なかなか厳しい状況が続いておりますが、からだの森では感染対策をしっかりと行った上でレッスンをご提供させていただいておりますので、このようなお悩みを少しでも解消していただければと思っております。


次回短期教室の詳細につきましては、決定次第お知らせさせていただきますので、お楽しみに!!