皆さん、こんにちは。
アクア・子ども体育教室「からだの森」の岡田です。
今回は
前回の幼児様に続きまして、昨年までの短期教室にご参加いただいた
小学生様のレッスンエピソードをご紹介させていただきます。
●小学1年生(新小学2年生)男の子様(2セットご受講)
<お申込みいただいた経緯>
長期休み期間にからだを動かしておきたい。
また、逆上がりができるようになりたいとお申込みいただきました。
【1セット目】
・マット運動(前転まではできるとご申告)
事前カウンセリングでのご申告通り前転はできていましたので、後転から練習を行いました。後転は左手の押しが課題でしたが、最後は一人で回れるようになり、
開脚前転までできるようになりました。
・縄跳び(前とびはできるとご申告)
前とびの跳び方自体はできていましたが、回し方が大きくなりすぎてしまい、リズムがだんだんずれて回数が続かない状況でした。
そこで、1セット目の3日間は前とび強化のため、回し方から細かく練習を行ったところ、最終日には連続40回まで跳べるようになりました。
・鉄棒(前回りはできるとご申告)
逆上がりの練習から開始。普段ご自身でも練習をされているとのことで、回り方を拝見したところ、踏み込み足が定まっていないことと、
力の入れ方がわからないご様子で、何となく上に足を蹴って落ちてしまっていました。
まず、自分に合った踏み込み足の確認を行い、腕引きの練習と足の蹴りを分けて練習してみたところ、腕を引く力はありますが、蹴りが課題となりました。
そこで、蹴りに特化して練習を行い、最後は最低限の軽い補助だけで回れるようになって1セット目は終了しました。
・跳び箱(経験はあるが、恐怖心がありあまり跳べていないとご申告)
ご本人様に聞いたところ、開脚跳びのやり方はわかるが怖さがあり上手く跳べないとのことでした。私から見ても、跳ぶ力はあると
感じておりましたので、どうやって恐怖心を克服するかが課題でした。
跳び箱を跳ぶ際のポイントとして、
「腰をしっかり上げる」ことが大切になりますが、恐怖心があるお子様の多くは、
怖さにより動きが委縮してしまい、腰も下がってしまう傾向があります。また、何より恐怖心を克服するには、回数をこなして「慣れる」ことが重要です。
そこでまずは、確実にできる高さで跳び箱の上に跳び乗る練習から行いました。できたら一つずつ高さを上げていき、繰り返し練習をしていきます。
徐々に跳び箱に慣れ、5段まで跳び乗れるようになったところで、開脚跳びの練習に入りました。
こちらも、まずは助走がなくてもできる高さから、「体重を前にのせながら体を運ぶ」感覚をつけていきます。
このように繰り返し練習した結果、幼児用ではありますが、4段縦を補助なしでクリアすることができました。
【2セット目】
・マット運動
1セット目から2週間程空いて2セット目のご参加でしたため、まずは1セット目の復習から行い、新しく開脚後転ができるようになりました。
次に側転の練習を行い、回り方まではできるようになりましたが、まだきれいに脚が上がりきらない点が課題となりました。
・縄跳び
前とびから確認。1セット目から2セット目ご参加までの空いた期間も、ご自宅で練習を行っていただいたとのことで、
前とびは連続50回以上は跳べるようになっていました。
次に後ろとびですが、前とびの練習を頑張っていただいたおかげで、よりきれいな姿勢を保ちながら跳ぶ感覚が身に付けられたご様子で、
後ろ回しの感覚をつかむと、すぐに連続10回以上跳べるようになりました。
最後は、あやとびに挑戦し、やり方を一から練習して2~3回まで続くようになりました。
・鉄棒
1セット目のおさらいをし、何回目かの挑戦で一人で逆上がりが成功!!鉄棒の高さを一つ上げたものも挑戦し、見事成功しました!
・跳び箱
1セット目でクリアした4段縦の開脚跳びからおさらいし、その後順調に5段横・5段縦と手を添えるくらいの補助で
跳ぶことができました。6段になると少し怖さがでてしまい、しっかり補助をして何とか跳べたところで終了しました。
保護者様からは、「普段家でも練習はしてきていたのですが、コツがわからず中々上達できていなかったので、今回色々と丁寧に
教えていただいて短期間でこんなにできるようになるのかと驚きました。」とお言葉をいただきました。
●小学4年生(新小学5年生)女の子様
<お問合せいただいた経緯>
体育種目について一通りできてはいるが、一定のところから進捗が止まっている。
跳び箱に苦手意識があるので克服したいとお申込みいただきました。
・マット運動(側転練習中とご申告)
まずは、側転に入る前の技(前転、後転、開脚前転、開脚後転)を拝見させていただき、からだを正しく動かせているかの確認と後転の際、左手がうまくつけていない点や開脚前転の起き上がりの際に膝が曲がっている点など、気になった部分のアドバイスをして改善を行いました。
そして側転ですが、基本の動きはできており、もう少し腰と足が振れるとよりきれいな側転になりそうだったため、
足を振って腰を上げる練習として、壁倒立の練習を行いました。壁倒立自体はあまり挑戦したことがないとのことでやり方とポイントを説明し、
初めは中々腰が上がりませんでしたが、コツを掴むと一人で振り上げて60秒以上腕でからだを支えることができるようになりました。
すると、壁倒立からの流れで側転も一回りきれいに回れるようになっていました。
最後は、次の技としてロンダートに挑戦し、少し形になったところで終了しました。
・縄跳び(最近二重とびが跳べてきたが回数は続かないとご申告)
二重とびのご様子を拝見させていただくと、ジャンプのリズムに対して腕回しが遅れてしまい回数が続かないご様子でしたため、
二重とびのリズムに合わせた腕回しの練習に特化して行い、平均で連続10回以上は二重跳びが続くようになりました。
最後は、はやぶさとびにも挑戦し、1回跳べたところまでで終了しました。
・鉄棒(逆上がりまでできるとご申告)
事前カウンセリングでのご申告通り逆上がりまでできていたため、初めての空中逆上がりに挑戦しました。
まずは、空中で回るための遠心力を作るために足をスイングする練習を行い、次に実際の空中逆上がりの感覚を体験してもらうべく、
リードを使った補助と合わせて、私がからだを回してあげる形で回ってみたのですが、慎重で怖がりな面があり、
経験したことのない速さの回転に怖がってしまっていました。
少しづつ回転に慣れるため、補助を使いながら初めはあまり速さを出さず、回るタイミングに集中して練習をしていきました。
最終的には、リードの補助のみで自分から回りにいけるようにはなりましたが、完全に怖さを払拭することはできず、
まだ十分な遠心力と補助を外しての練習までいくことはできませんでした。
・跳び箱(全く跳べないわけではないが、恐怖心で苦手意識があるとご申告)
上記でご紹介させていただいた小学1年生様と同様、こちらのご受講者様も跳ぶ力はありましたが、恐怖心で委縮していたため
低い段から少しずつ慣らしていき、段が高くなってきたところでまずはこちらがしっかりと補助をつけて、ご本人が安心して跳べるまで
繰り返し練習を行いました。結果、小学生用跳び箱の開脚跳びを6段縦まで跳べるようになりました!
保護者様からは、「少人数制で丁寧に教えていただき、怖がりな娘でも無理のないペースでチャレンジできたので
とても良かったです。」とお言葉をいただきました。
いよいよ来週から本年の「春の短期体育教室」が始まります。
5次日程・6次日程につきましては
3月22日(火)17:00までお申込を受け付けています。
皆様のお申込をお待ち申し上げております。
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